モダンタイムズinガラパゴスJAPAN

オバマ首相のワークライフバランスに関する記事*1を読んでみた。

  • 毎日夕方6時から8時のあいだは、会議を中断してでも家族で食事。アフガニスタンへの派兵問題の会議だろうが関係なし。
  • 娘の学校の発表会に行くために、国を揺るがす大問題である健康保険問題の討議を抜け出す
  • 先生との面談にも参加
  • 娘のサッカーやバスケの試合も見に行く
  • 来月のインドネシア・オーストラリア訪問日程は、娘たちの学校の春休みと重なるように設定(一緒に行くためです。念のため)

記事では、「家族を犠牲にして働いている議員たちの反発もありえる」と書いてあるが、反発している人の話はどこにも具体的に書いてない。

とのこと。*2

いろいろな情報収集の合間によくこの手の記事を読んだりする。海外で働く人のお話、とか。
うらやましいと思ったりもする。平均的な日本人像とはほぼ真逆だからね。
生きる為に、働きたいじゃん。
働く為に生きることが、生き甲斐になることはいいが、それを強要させる世の中はどうなのかと思う。
(もちろん、仕事が生き甲斐だ、だからすごく働きたいと思う人はそれでいいと思う。ただ、その考えを全員にあてはめるのは違うんじゃないかと思うってお話です。)


ただ私はまずは、この日本で働こうと思っている。
日本でできることがあると思うから。
それを満喫した上で、外に出向くなりという選択肢を考えたいと思う。
逆に言えば日本での仕事満喫した!って思えた時に、きちんと外にも出向ける位のスキルだけは身につけていたいと思っている。


さてはて、
そんな個人の感想はさておき、このままの日本の労働環境はどうなのかなぁと思ってもいます。
というのも、日本人は海外に行ってまで、日本のこの労働スタイルを押し付けてしまうらしい。
仕事=人生という生き方を全面にプッシュするのは、あまり賢くないと思う人もたくさんいるでしょう。
国内でさえたくさんいるのだから、国外ではなおさら。


外資系の企業から国内大手の企業に入った方に先日お話を伺った時にもおっしゃってました。
やっぱり無駄が多いのだと。
問題が起きた時にそれは顕著になって、外資では大きな問題(解決すれば大きな改善が見込める問題)が何かを考えた上で行動に入ることが多かったのに対し、某大手企業では全ての問題に全身全霊をかけて取り組む、そうな。
そのような時間の使い方、勤勉とか真面目さが売りの(そして文化的にもそれが正しいし当たり前だと思える)日本人にとってはまだ、馴染めるものなのかもしれんけど、
実際、海外からの労働力が一気に流入してきた時にそのシステムではうまく回らなくなるのではないかと思う。


日本らしい働き方を、外人に求めること、これを文化と呼ぶのか
それも1つのあり方ではあるだろうけれども、実際持続性はないよねと思う。
また新たなスパイラルを呼び込んでしまうだけな気がするよ。


労働界のガラパゴス諸島になっても(内需による爆発的な経済成長等がおそらく見込めない以上)日本に将来はないでしょう、とか思ってしまっている。